2009-01-01から1年間の記事一覧

終末のフール

終末のフール 伊坂幸太郎8篇の物語。 登場人物は、仙台にあるヒルズダウンというマンションの住人たち。 そして世界は終末。 小惑星が地球に衝突し、世界は終わるカウントダウンが始まり混乱。 その混乱が多少収まってきているときの話たち。1つ1つが短編…

チルドレン

チルドレン 伊坂幸太郎5つの短編集だけど、繋がっている。 何シリーズかは知らないけど、名づけるならば陣内シリーズとでも言うのだろうか。陣内の性格は枠外というか、本当に迷惑なものだ。 でも、それだからこそ真理をついているのかもしれない。 非行少…

プラスティック

プラスティック 井上夢人新婚の向井洵子の不可思議なフロッピーディスクより始まる物語。 夫の出張帰りを待ちわびる新妻にひたひた迫る恐怖。 誰かのレビューでは途中で結末が見えてきたと書いている人がいたけど、私には衝撃の事実だった。伏線は確かにあっ…

もつれっぱなし

もつれっぱなし 井上夢人男女の会話のみで綴られる、もつれにもつれるちょっと変わった短編集。 別に男女のもつれ話を集めたものではない。 ちょっと変わった話が集められている。宇宙人の証明 四十四年後の証明 呪いの証明 狼男の証明 幽霊の証明 嘘の証明…

ブラザー・サンシスター・ムーン

ブラザー・サンシスター・ムーン 恩田陸3部から成る本である。1部 あいつと私 2部 青い花 3部 陽のあたる場所読み始めたときは、「恩田さんのエッセイか!?」と勘違いしてしまった。 W大ということも3部目の中で明かされ、文学部は作家を目指す人が多…

ダレカガナカニイル

ダレカガナカニイル 井上夢人岡嶋二人の解散後初のソロデビュー作品。 殺人、SF、宗教団体、恋愛、とすべてのジャンルに当てはまるが、そのどれもが上手く一つの世界にまとまっている作品。 警備会社で勤めている主人公は、暇つぶしにお客の家を盗聴し、そ…

エンド・ゲーム 常野物語

エンド・ゲーム 常野物語 恩田陸同作者の「光の帝国」が好きだったから、常野物語のシリーズを読みたいと思ってこの本を手に取りました。この本は明るい本ではありませんでした。 全体的に暗く、どんよりとした空気に包まれ、「光の帝国」のようなものを期待…

オルファクトグラム

オルファクトグラム 井上夢人数年間ずっと読んでみたかった本を昨日やっと読むことができた。 この本は有名すぎて「面白い」という前評判ばかりが耳に入り、自分の中で敬遠していた作品だった。期待していたものと違う、という落胆を味わいたくなかったから…

ラ・ロンド 恋愛小説

ラ・ロンド 恋愛小説 服部まゆみこの本は3つの物語から成る。 父のお気に入り 猫の宇宙 夜の歩み この3つの物語は繋がっている。 はじめは短編集かと思ったが、「夜の歩み」を読んで繋がっていることが分かった。人生だってそんなものかもしれない。変なと…

一八八八 切り裂きジャック

一八八八 切り裂きジャック 服部まゆみ故・服部まゆみさんの長編大作である。 これはイギリス史上でも有名な犯罪、娼婦連続殺人事件をモチーフにした小説である。 この殺人事件は犯人が捕まらなかったという永遠にお蔵入りになった事件でもある。だからこそ…

きまぐれオレンジ☆ロード

きまぐれオレンジ☆ロード まつもと泉全10巻のこの漫画を知っている人が今はどれほどいるだろうか。 久しぶりに本棚を見てたらボロボロになったこの漫画が出てきた。超能力一族の春日君と硬派スケバン鮎川、その子分のヒカルちゃんの三角関係物語。スケバンと…

マイガール

今日はマイガールの日。 さっき終わった。見はじめたきっかけは嵐だったけど、今ではこのドラマに夢中だ。毎週かかさずドラマを見るなんてことは今までなかった。初めてだ。あのコハルちゃんがすごく可愛いし、あと子供を持つ親の戸惑いや気持、大変さが美化…

ルパン三世  霧のエリューシヴ

ルパン三世 霧のエリューシヴ 久しぶりに観たルパン三世だった。 昔の懐かしさからツタヤでレンタルしてみた。コーナーには私の観た事のないタイトルがずらりと並び、どれを借りようか迷うほどだった。タイトルと内容を確認することさえ楽しく思うほど。 そ…

歌のおにいさん

大野智さん主演、歌のおにいさん。 バンドが解散、彼女には振られ、人生で大切にしていたものから見捨てられた彼が就活で過って歌のおにいさんに!やる気なんてないのに、子供に好かれる。サクセスストーリー。 大野さんそのままのキャラクターで、大野さん…

光の帝国

光の帝国 常野物語 恩田陸不思議な力を持つ常野からやってきた人たち。 彼らが求めるものは平穏な暮らしなんだろう。力を俗悪なことに使うことはない。なんのためにその力があるのか。 彼らの少し哀しくて、美しい物語。 読んだ後、優しい気持になれる。

パラレルワールドラブストーリー

パラレルワールドラブストーリー 東野圭吾東野さんがラブストーリー?ということで読んだ作品。こんな設定は初めてだった。現在と過去が平行して進んでいく物語。想像を裏切られるストーリー展開が気になって、ついつい読み進んでしまう。山手線を通勤や通学…

ヒカルの碁

ヒカルの碁 1〜23巻碁のことは全く知らなかった。 ルールも知らなかったからこそ、この本を読んで全てが目新しくて面白かった。祖父が残してくれた骨董品類の中に、碁盤もあったからつい拭いて触ってみたくなった。碁石も洗って、使える状態になった。触って…

天空の蜂

天空の蜂 東野圭吾この事件の規模とその意味を深く考えさせられる。普段日常生活で当たり前に使っている(今もまさに使っている)パソコンの電気や暖房冷房、蛍光灯の電力がどこからきているのか。それはもちろんどこかでその電力を作っているから。そのどこ…

マイガール 4話

どんどん面白くなってく。 昨日はトモヤ先生の話。意外な過去が分かる話…できちゃったで20歳で結婚。家族をないがしろにして妻に子と出て行かれる。自信がなくて連れ戻せなった。その妻から連絡があり、再婚をするという。最後にその子に会いたいとお願いす…

霧越邸殺人事件

霧越邸殺人事件 綾辻行人猛吹雪の山道の中、湖の中に建つ立派な館にたどり着く。 そこで起こる殺人事件。 全体的に、とても雰囲気のある描写が印象的だ。文庫で700ページ弱もあるボリュームがまさに一つの世界を作り上げるかのように、美しく一種幻想的な世…

十字屋敷のピエロ

十字屋敷のピエロ 東野圭吾ピエロからの視点での描写が新しい。 悲劇のピエロと名づけられ、持ち主が変わるごとに悲劇を生んできた悲劇のピエロが十字屋敷にやってきた。このピエロは考え、事件の詳細を見ていた。 足の不自由な女の子、そのお母さんは自殺。…

使命と魂のリミット

使命と魂のリミット 東野圭吾最近はめっきり節約のため文庫派になっていたけど、この本は文庫化されるまで我慢できなくて買った作品だ。 読んでから少し日が経っているから感想は冷静に書けそう。まずは、いつもながら思うことで、東野さんの作品は一粒で二…

チャレンジウィーク開始

嵐と日テレのコラボ企画、嵐チャレンジウィークが今日開始。 今週は楽しいな。 今日は、二宮くんが行列のできる法律相談所に出演。 まぁ思ったより出番が少なく感じるのは、やっぱり他番組の出演だからかな。ちょっと悲しかったのは、ギャル曽根ちゃんの顔を…

マイガール 3話

昨日のマイガール3話について。よかったぁ〜! 3話目にしてやっと物語の中に入り込めそうな予感。 1、2話ではまだ方向性が見えなかったけど(相葉君の演技が気になって)コハルちゃんとマサムネ君の心の距離が縮まって演技に新密度が出てきてやっと落ち…

仮面山荘殺人事件

仮面山荘殺人事件 東野圭吾騙す、ということが一つのテーマになっている。 この本は最初から最後まで騙している。 メタとはまた一つ違うもので読者は騙された、という気がする。それは読んでみないと分からないけれど、この本のテーマは「騙す」だと思う。自…

嵐4時間ぶっ続けにテレビ

いや〜驚いた。 今日テレビで2時間スペシャルするのは知っていたけど、まさか立て続けに(局違うけど)2本とは。7時から11時まで 嵐って凄いグループなんだね。 まさに今の時代に乗っているんだろうな。それぞれが、違うジャンルで活躍の場を持ち、それ…

99%の誘拐

99%の誘拐 岡嶋二人この作品はどこまでも私好みの作品で、私はこの作品が存在すること自体に文学の素晴らしささえも感じてしまうほどだ。物語の冒頭は、病に侵され死期を間近に控えた最先端の技術者の手記だ。そこには、息子が誘拐されたときのことが詳細に…

人間失格 たとえば僕が死んだら

人間失格 たとえば僕が死んだら野島伸司脚本。 暗くてどろどろした人間の深い闇に迫る。昔リアルタイムで流れていたときは、ただの怖いドラマだと思っていた。乱暴で気持が悪いとさえ思って遠ざけていた。 でも、今になって改めて見ていると…深いドラマだと…

マイガール 2話目

出かける前に、マイガール2話目の話を・・・。昨日のマイガール。やっぱり相葉くんコハルちゃんに演技負けしてるような。 観てて辛いかもしれない。 時々いい演技するんだけど、トータル的にちょっと。少しだけ泣いたよ。 年だからかなぁ。感受性が豊かにな…

もうすぐGPシリーズ

毎年楽しみにしている季節がやってきた。 小学生のころから好きだったフィギュアスケート。パリから始まる今回のグランプリシリーズは、一体どんな結果や結末が待ち受けているのか。 個人的には浅田まおちゃんには早々にオリンピック出場を決めて欲しいな。…