霧越邸殺人事件

霧越邸殺人事件   綾辻行人

猛吹雪の山道の中、湖の中に建つ立派な館にたどり着く。
そこで起こる殺人事件。
全体的に、とても雰囲気のある描写が印象的だ。文庫で700ページ弱もあるボリュームがまさに一つの世界を作り上げるかのように、美しく一種幻想的な世界に浸ることができる。一ひねり、二ひねり、最後のどんでん返し、というように意外性をも感じることができる。
見取り図もあり、本格的だからこそ一緒にのめり込める。面白い!