伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカーこのお話は「現在」「二年前」の二つの物語が平行して進んでいきます。 「現在」には大学入学のために引っ越してきた男の子が、アパートのちょっと風変わりな隣人と出会い、「一緒に本屋を襲って、広辞苑を奪おう」と誘われる。 …

死神の精度

死神の精度もうすぐ死ぬ人間の資格調査のため、死神が人間界にやってくる。 主人公はその死神、そしてこの物語は死神千葉の6編の短編集だ。音楽好きで、名前が地名で、ちょっと変わった感覚の持ち主の死神が、1週間の調査の後に対象者の生死を判断する。 …

砂漠

砂漠 伊坂幸太郎新年明けて初めて読む作品だった。 内容を知らずして買ったのに、「前進する力」を感じる新年に相応しい門出の作品を読んでしまった。仙台の国立大学に通う学生5人の話。 伊坂さんは東北大学だったから、当時を思い出しての執筆だったんじゃ…

終末のフール

終末のフール 伊坂幸太郎8篇の物語。 登場人物は、仙台にあるヒルズダウンというマンションの住人たち。 そして世界は終末。 小惑星が地球に衝突し、世界は終わるカウントダウンが始まり混乱。 その混乱が多少収まってきているときの話たち。1つ1つが短編…

チルドレン

チルドレン 伊坂幸太郎5つの短編集だけど、繋がっている。 何シリーズかは知らないけど、名づけるならば陣内シリーズとでも言うのだろうか。陣内の性格は枠外というか、本当に迷惑なものだ。 でも、それだからこそ真理をついているのかもしれない。 非行少…