2009-08-31から1日間の記事一覧

mystery

ミステリーとの出会いは小学生のとき。 もともと本が好きで、昔話や吸血鬼の児童書なんかを読み漁っていたころ、出会ったのがアールセーヌルパン。そう、怪盗ルパンだ。突然だが、自分の中でこれはと思えるミステリー小説を連ねてみたいと思う。 東野圭吾 魔…

殺しへの招待

天藤真の作品、殺しへの招待を読んだ。 第1章 5人の男のもとにある1通のカナタイプの手紙が届く。 それはその5人の男のうちの誰かの妻からの殺人予告だ。男たちはそれぞれ冗談かと思いつつも、自分の妻が自分を殺そうとしているのではないか、と不安を覚…

青の炎 

青の炎 貴志裕介県で2番目の進学校に通う主人公が家族を守るためだけに、家に棲み付いているアル中の男を殺す計画をたてる。 それは緻密な計算と実験とに裏づけされた完璧な完全犯罪になるはずだった。いくつもの心理描写や授業でした「山月記」や「こころ」、…

東野圭吾作品の映画化

氏の多くの作品が映像化されている。ドラマ化であったり映画化であったりと、彼の作品は魅力的でドラマティックで、あっと驚かせる先の読めないストーリーが多いからだ。今回ビデオ屋に行き、3つの映像化作品を観た。 宿命、秘密、g@me.の3つだ。この中で…

クラインの壷

この文庫がすごい!で1位に輝いた作品「99%の誘拐」を書いた岡嶋二人最後の作品「クラインの壷」を読んだ。 岡嶋二人はコンビ名だから、最後の作品といっても、コンビ最後の作品だ。といっても最後のほうは井上さん1人で書いているようなものだとも聞いたけ…

46番目の密室

46番目の密室 有栖川有栖この本は4年ほど前に友人に薦められ読んだ本の一つだ。 一読後の感想は、硬い文章すぎて心に何も響かない本だな、というものだった。 気に入ったものは何度も再読する私だけど、トリックに重点を置いた本格にはトリックの謎、それ…

夢にも思わない

「夢にも思わない」宮部みゆき (ネタバレあり)この本は「今夜は眠れない」という本の続本だ。 続きといってもそれぞれ独立した話になっているのでもちろん「夢にも思わない」から読んでも問題はないけれど、私としてはもちろん「今夜は眠れない」から読むこ…

白夜行―途中経過―

毎週木曜日夜9時から入る、ドラマ版白夜行。 私はこれを去年からチェックし見続けてきた。第一話目は始まった瞬間に驚かされた。 まさに小説では最後の最後にオオトリとして華々しく最後を飾る場面として温められていた場面を、あっさりと一番初めにもって…

小説を読む面白さ

私は小説を読むことが、文章を読むことがすごく好きだ。 そして東野圭吾作品、白夜行のドラマ化について少し残念に思うことがある。それは、これから小説を読む人の楽しみを奪ったことだ。 ドラマ効果あって小説の売り上げがベストセラーに輝いたことは、出…